DATE : 2006/09/03 (Sun)
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「・・・zzz」
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「・・・zzz」
[2:00]
「・・・zzz」
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「・・・zzz」
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「・・・zzz」
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「・・・zzz」
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「・・・zzz」
[7:00]
「・・・なんだ、まだ七時か。もう少し寝よう・・・zzz」
[8:00]
「・・・zzz」
[9:00]
「・・・ふわぁーあ。今日は非番だからゆっくりしよう・・・ムニャムニャ」
[10:00]
「軽くパンでも食べようかな・・・焼くの面倒だからいいや」
[11:00]
「あーやることないなぁ・・・ムニャムニャ」
[12:00]
RRRRR・・・
「おっと、電話だ。はい、もしもし」
「おう、私だ」
「なんですか?今日は私、お休みですよ?」
「それがな、三丁目で立て籠もり事件が発生したんだ!」
「そんなの、いるヤツにやらせておいてくださいよ・・・」
「おいおい、警察官としてのプライドはないのか?」
「休みをもらう権利くらい誰にもあるでしょうに・・・」
「とにかく、だ!今、人員が足りない。君に現場まで行ってもらうことにした」
「え、ちょっと待って・・・あ、切りやがった!くそぅ、こんなことなら、パンを食べておけばよかった・・・」
[13:00]
「くそう・・・休みには休めないし、そもそも俺は運転が嫌いだし。なんでこんなことになっちまったんだか・・・」
RRRRR・・・
「おっと、電話だ。はい、もしもし」
「おう、私だ」
「なんですか?今、三丁目の現場に向かっていますよ」
「それなんだが・・・」
「なんですか?今、信号青に変わったんで切りますよ?」
「実は、立て籠もり犯が自首してな・・・」
「はぁ!?じゃあ、私は全くの無駄足、というわけですか?」
「そういうことに・・・なるな」
「ガビーン」
[14:00]
「チックショー!最悪だ。こんな日は、二時間ドラマの再放送を見るに限るな・・・」
[15:00]
「なかなかよくできたドラマだな。犯人は隣の奥さんか?」
[16:00]
「うーん、まさか被害者の幼なじみが犯人とは。それにしても、なんでわざわざ崖で・・・うーん」
[17:00]
「そういえば、朝から何も食べていなかったな・・・あー作るの面倒くせぇ」
[18:00]
「カップ麺でいいや、お湯を入れるだけなんて素晴らしい。発明した人は天才だなぁ・・・」
[19:00]
「クイズ番組でも見るか。正解はAだな・・・あれ、外れた」
[20:00]
「俺にクイズ番組は向いていないらしい。一問も当たらなかった。やはり、ドキュメンタリー番組だな・・・」
[21:00]
「警察の裏側なんて、俺はよく知っているから見てもあまり面白くなかったな・・・」
[22:00]
「なんだかロクでもない一日だったな・・・。何か凶悪な意志を感じる・・・。まあ、いい。そろそろ寝よう」
[23:00]
「・・・zzz」
[24:00]
パァン!
夜の静寂を破り、轟く銃声。
そしてまた、新しい一日が始まる・・・!!
人生において、ドラマティックなことなどほとんど起こらない・・・
続編は皆様の熱い応援次第でございます・・・