category: 嘘日常
DATE : 2006/11/03 (Fri)
DATE : 2006/11/03 (Fri)
「お腹減ったなあ・・・」
学校から帰ってきた僕は、お腹が減ったのでおやつを食べようと思った。
「おかあさーん、何か食べるものない~?」
お母さんを呼んでみた。
だが、返事がない。
どこかへ出かけているらしい。
仕方がない。
自分で探そう。
手始めに冷蔵庫を開けてみる。
ない。
おやつになりそうなものは何もない。
次に僕は戸棚を開けた。
何も無さそうだ。
だが、よく見たら奥の方にクッキーの缶がある。
少し古い感じがするけれど、中身は大丈夫かもしれない。
開けてみよう。
中には、黄ばんだ紙がたくさん入っていた。
「なーんだ、クッキーは入ってないのか・・・」
僕はがっかりした。
「でも、なんだろうこの紙は・・・?」
僕は気になったので、紙が何かを確かめることにした。
『洋子様、お元気ですか?』
最初に開いた紙には、そう書いてあった。
どうやら、この缶にはお母さんへの手紙が入っているらしい。
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