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DATE : 2024/04/20 (Sat)
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DATE : 2008/02/08 (Fri)
むかーしむかしのこと・・・



ここは海沿いにある静かな村。
浦島太郎という青年が釣りをしようと海岸を歩いていた。

「この亀!かめ○め波でも打ってみやがれ!」
「いやいや、この亀を使って排○拳で遊ぶのも手だぞ」
「それよりこの亀で蹴球でもやらない?」

浦島太郎は子どもたちが亀をいじめているのを見て、近づいていった。

「あん?NE○Tの太郎じゃん」
「プー太郎だ!」
「妖怪スネカジリン、なんかようかい?」

「・・・ムッ」

浦島太郎は少しムッとしたが、持ち前のやる気のなさはすぐに怒りの感情を消し去った。
亀を見ると、「助けてください」と言わんばかりの目でこちらを見ている。
その目を見て、浦島太郎は良いことを思いついた。

「少年たち!」
「なんだよ、偉そうにしやがって」
「聞くんだ、少年たち!」
「だから、なんだよ!」

「この亀をもっと叩くんだ!」
「は?」
「この亀をもっと叩くんだ!」
「は?」

「この亀をもっと叩くんだ!!!!!」
「は???」

「説明しよう!」
「意味わかんねえよ・・・」
「肉は叩くとうまくなる。以上!」

浦島太郎がそう言うと、少年たちは先ほどよりも強く亀を叩き始めた。



そして一時間もすると、浦島太郎と少年たちは仲良く亀鍋をつついていた。
「うまいな」
「見直したよ太郎」
「たまには役に立つんだな」

・・・

「じゃあなー太郎ー」
「また亀鍋食おうぜー」

「さらばだ、少年たち!」


「ふー、食った食った・・・」
そう言いながら帰り道を歩いていると、天から光が差した。

「な、なんだ?」
「この罰当たり者!!お前には乙姫より預かりしこの煙の罰を与える!」

モクモクモクモク・・・



「なんじゃこりゃー!・・・ゴホゴホ」
浦島太郎はおじいさんになってしまった。

「やったー、これで年金がもらえる!」
浦島太郎は大喜び。

めでたしめでたし・・・

しかし、天の声。
「クックックッ・・・年金システムは未納者が多くて破綻した!!ハッハッハッ!!NE○Tのお前は知らなかったようだな!!」

「ガクッ・・・」

落胆する浦島太郎。
やはり、弱い者いじめをした浦島太郎には幸せは訪れなかっ・・・

そのとき、浦島太郎の背中から羽が生えてきた。
口は長く伸び、くちばしになっていく。
髪の毛は体毛へと変化していった。

そして、浦島太郎は鶴となって天をはばたいていった。



今日も浦島太郎は亀をつついて食べやすくしているそうだ。

めでたしめでたし。
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